モバイルオーダーはスマートフォンがあれば飲食店のメニューをいつでも、どこでも注文＆決済ができるシステムです。モバイルオーダーの利用方法には主に「店内利用」と「テイクアウト利用」があります。

今回はモバイルオーダーの店内利用・テイクアウト利用と、モバイルオーダーを導入した際のお客様側のメリット、店舗側のメリットを説明します。

「店内利用」では、来店したお客様がご自身のスマートフォンを使って、テーブルなどに設置された「QRコード」を読み取り注文＆決済を完了させます。

注文した商品は、お客様がカウンターまで取りに行くため、レジ前の混雑した行列に並ぶ必要がありません。
お店によりますが、カウンターに商品を取りに行くスタイルではなく、店舗スタッフが席まで注文した商品を持ってきてくれるサービスを提供している店舗もあります。

【モバイルオーダー テイクアウト導入前】
モバイルオーダーを導入する前の運用では、

1. お客様は、来店してから料理を注文
2. お店は、注文を受けてから調理開始
3. お客様は、料理が完成するまでお店で待機
4. 商品を受取る
5. レジで会計を行う

【モバイルオーダー テイクアウト導入後】
しかしモバイルオーダー（テイクアウト）を導入した後の運用例では、

1. お客様がいつでも好きな時間に、自分のスマホから注文＆決済を行う
2. お店は、お客様の来店時間に合わせて調理を開始
3. 来店したお客様は、店舗で待つことなくすぐに商品を受取り帰宅

モバイルオーダーを利用した際の「お客様側のメリット」は、レジ前に行列ができているとメニュー選びに焦ることもありますが、モバイルオーダーを利用することでお客様は自分のスマートフォンを使って自宅やオフィス、移動中の電車内などいつでも好きな時間にゆっくり好きなメニューを選び、そして注文＆決済を行うことが可能になります。

「お店側のメリット」は、注文端末はお客様自身のスマートフォンになるため、注文端末の導入コストを抑えることができます。

従来のお客様が来店してから注文を受けて調理を開始するのではなく、事前に受けた注文をお客様が指定した時間までに準備し来店時にすぐに渡す為、お店の回転率向上が期待できます。

事前にキャッシュレス決済でお会計が済んでいる場合は、お客様とのお金の授受がなくなり、食料品を扱う飲食店では衛生面で安心と安全のアピール・接触機会が減少し感染症予防対策にもなります。

お店側は、モバイルオーダーを導入することで、注文の受付から商品の準備・提供といった店内オペレーションの業務効率化を実現することができます。

コロナ禍に伴う生活スタイルの変化により、お店の混雑やレジ前の行列を避けた注文や決済方法、店内オペレーションの業務効率化など、モバイルオーダーの注目度は高くなっています。